●ギルガメッシュ● 出自:シュメール、バビロニア神話 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:─ 半人半神の英雄。 南メソポタミアのウルクで王の息子として誕生した。 シャマシュは美しい姿を、アダドは男らしさを与えた。 その為、ギルガメッシュは3分の2は神、3分の1は人間であった。 周りに自分に適う者がいない事に気付き次第に慢心し、暴虐の限りを尽くし始める。 それに耐えきれなくなったウルクの人々は、女神アルルに哀願した。 アルルはギルガメッシュと同等の力を持つエンキドゥを泥から創り出し地上へと送った。 二人は戦い、互いの力を認め合って親友となり、 ギルガメッシュ王は無益な暴力を振るわなくなり良い国王となった。 ある時イシュタルは彼に恋し、夫となる様求めた。 しかし、彼女の嫉妬深さ残酷さを知っているギルガメッシュはそれを冷たく断った。 怒ったイシュタルは、ギルガメッシュに死を与え様とする。 しかし他の神々に反対され、代わりにエンキドゥの命を奪う。 ギルガメッシュは親友の死によって人間の儚さを知り、死の恐怖に取り憑かれてしまう。 彼は王の地位を捨て、「不死の探求」の旅に出る。 苦難の末、ギルガメッシュは永遠の命を持つウトナピシュティムと逢う事が出来た。 永遠の命を得る為6日と6晩起きている様に言われるが、彼は眠り込んでしまう。 ウトナピシュテムは気の毒に思い、命の草の事を教える。 ギルガメッシュはこの草を手に入れた。 しかし水浴びをしている間に蛇がやってきて、これを食べてしまう。 蛇はこの時から脱皮をし若い身体を得続けるとされた。 ギルガメッシュは絶望するが、やがて立ち直り故郷ウルクへと向かった。 |