inserted by FC2 system

菊理媛神(きくりひめのかみ)
出自:日本神話
別名:菊理姫神とも表記する、くくりひめのかみとも読む、白山菊理媛(しらやまきくりひめ)
同一:白山比盗_(しらやまひめのかみ)、 お菊虫(きくむし)、皿屋敷のお菊
前神:─
字義:「聞く、聞き入れる(女)」、「括る」
   豊作を願う生贄として首をくくられたからククリヒメと呼ばれたという説も
容姿:─
家族:秀真雅伝紀(はつまつたえ)によると、子に伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

日本書紀でのみ登場する女神で、古事記には登場しない。
一般的には北陸白山の神である白山比盗_の名で知られる。
また白山比盗_と同一視される事から白山菊理姫とも呼ばれる。
しかしこの女神とどの様な経路で同一視されたのかは不明である。
「聞く・聞き入れる」が語源である事から神霊の言葉を聞く巫女の力を司る女神である。
愛と縁結びの女神、死に関わる女神であるとも言われる。
16弁の菊の花を後光に持つ。

伊邪那岐命が伊邪那美命(いざなみのみこと)を追って黄泉国へ行き、変わり果てた伊邪那美命の姿を
見て逃げ帰った為、泉津平良坂(よつひらさか)で口論になった。
この時菊理媛神が現れ、双方に助言して調停した。助言の内容等は不明である。