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麒麟(きりん)
出自:中国、日本
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:龍の鱗と頭を持つ四足の獣
   鹿の体、牛の尾、牛(もしくは馬)の蹄、先端に丸みを帯びた一本の角を持つ
   体全体に鱗があり、腹の下は黄色い。炎の翼が生えた姿で描かれる事もある

幸運を呼ぶ瑞獣で、牡を麒、牝を麟と呼ぶ。龍と牛の混血であると考えられた。
全ての獣は麒麟より生まれたとされ、全ての毛属(毛を持つ動物)を従える聖獣の長。
生きた虫も殺さなければ、生きた草も踏まない。
一日に数千里走る事ができる。
麒麟の鳴き声は音楽の音階に一致し、歩いた跡は正確に円となり、
曲がる時にも定規で測った様に直角に曲がる。
聖人が出る前に出現する。性格はいたって温和。
額にある角は、普段は生物を傷つけぬよう、柔らかい肉に覆われている。
しかし悪人を裁く際には一変し、鋭利な角を顕わにして戦う。
麒麟の雌雄は互いに気を通い合わせるだけで受精して子を増やす。

日本では皇族の調度品等お目出度い物に、その姿が描かれる。