● 出自:日本 別名:─ 同一:須佐之男命、薬師如来 前神:─ 字義:─ 容姿:甲冑を着け、忿怒の相。牛頭の姿が多い 元々はインドの祇園精舎の守護神といわれる。 単に天王といえば、牛頭天王を指す事が多い。 「備後国風土記」によると、武答天皇の太子として登場。牛頭天皇と表記される。 薬師如来の垂迹神とされ、日本の須佐之男命と習合した。 疫病神の一面を併せ持つ。 疫病を撒き散らすと同時に親切に迎え入れた農民に対しては万病に効く術を授けた。 平安時代に都市部で信仰されるようになり、祇園御霊会(祇園祭)において 祇園精舎の守護神として祀られるようになる。 八坂神社、津島神社、氷川神社等に祀られている物が代表的。 天王神社、天王杉神社等、牛頭天王を祀った神社は今でも全国各地に点在している。 「祇園牛頭天王御縁起」によると、牛頭天王が后になる姉妹の所に行く途中に 古端将来という長者に宿を求めるが断られ、蘇民将来という貧者には快くもてなされた。 牛頭天王は彼に牛王(牛玉)を授け、子孫まで加護する事を約束した。 |