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●古代北欧世界観●
出自:北欧

北欧神話の世界は宇宙に三重の平坦な円盤が存在していると考えられた。
まず一番上の大地は城壁に囲まれた神々の住処アースガルズがある。
また戦士の魂を連れてきてラグナロクに備えている神殿ヴァルホル(ヴァルハラ)や
あらゆる方向に120リーグ(1リーグは約3マイル)ずつのびたヴィーグリーズと
呼ばれる広野もある。
この大地にはヴァン神族の国ヴァナヘイム、善良な妖精の棲むアールヴヘイムもある。

真ん中の大地には巨人イミルの眉で囲まれた我々人間が住むミッドガルドがある。
ミッドガルドはイミルの血液であった大洋に囲まれ、
その海底にはミドガルズオルム(ヨルムンガンド)が棲む。
このミドガルズオルムはミッドガルドをぐるりと囲んで自分の尾をかんでいる。
ミッドガルドの囲いの外はウトガルドと呼び、巨人の国ヨトゥンヘイムがある。
その下の方には黒妖精の国スヴァルトアールヴヘイムがある。

一番下の大地には南に炎の国ムスッペルスヘイム、
北に霜と氷の死者の国ニヴルヘイムがある。

これらの世界は巨大な世界樹ユグドラシルが貫いている。
ユグドラシルの上空には天界があり、天界は三階層、もしくは九階層に分かれている。
この天はお盆の様な形をしていて、東西南北をアウストリ、ヴェストリ、スズリ、
ノルズリというドヴェルグが支えている。