● 出自:中国神話 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:─ 最古の天帝とも言える神。 南海の帝はしゅく、北海の帝は 耳、目、口、鼻が無かったが全てを知っていた。 しゅくと忽は時々渾沌の領地で会い、渾沌は両者を厚くもてなした。 しゅくと忽は渾沌の恩に報いられるか考え、 この神に七つの穴を与え、この七つの穴による楽しみ (見たり、聞いたり、食べたり、呼吸をしたり)を出来る様にしてやろうと言う事になった。 一日に一つずつ穴を開け、七日で七つの穴を穿つと、渾沌は死んでしまった。 形のない渾沌は不気味なせいか、後に怪物と考えられる様になった。 それによると、天地開闢の頃かそれ以前からいたなんだかわからない獣。 天地が整い、人が増えて開明の域に達した頃には、崑崙山の西にいた。 姿は犬に似て長い毛を持ち、羆のような脚をしているが爪がない。 眼と耳はあるが見る事も聞く事も出来ず、内臓が無い。 歩くのも大変で歩いても前に進めず、自分の尾をくわえて廻り、天を仰いで笑う。 渾沌は、善人もしくは弱い者にはぶつかり、 悪人もしくは強い者にはよりすがるという性質を持っている。 |