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鞍馬天狗(くらまてんぐ)
出自:日本→京都→鞍馬山、「義経記」「平治物語」謡曲「鞍馬天狗」等
別名:鞍馬山僧正坊(くらまやまそうじょうぼう鼻高天狗(はなだかてんぐ)魔王尊(まおうそん)
同一:毘沙門天(びしゃもんてん)、(H・P・ブラヴァツキーによると)サナート・クマラ
前神:─
字義:─
容姿:赤ら顔に高い鼻をしている天狗

謡曲「鞍馬天狗」では鞍馬僧正坊と呼ばれる。
一説には己の知恵や力に慢心した為に鼻高になったという。
神通力は日本最大の大天狗で、八大天狗の一人。多くの烏天狗を従えている。
しばしば人に武芸や兵法を教え、知恵を授ける。
鞍馬寺の本尊である毘沙門天の夜の姿とも言われ、除魔招福に大きな力がある。

ロシア女流のオカルティストH・P・ブラヴァツキーは
著書「シークレットドクトリン」内のサナート・クマラと同一視した。
鞍馬山は古くから天狗の招集する地である。
現地の高札には
「50万年前に天界から飛来し、人類福祉の為に日々戦っている」と書かれている。
「義経記」「平治物語」によると鞍馬山に入山した牛若丸に夜毎武芸を教えた。