●マーラ●
出自:インド神話、ヒンドゥー教仏教
別名:マーラ・パーピマー、カーマ・ラーマ、漢字表記:魔羅、摩羅、略:魔
同一:ナムチ
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:娘に愛執(タンハー)、不快(アラティ)、快楽(ラガー)

人の善意を妨げる悪神。
初期仏典では別称としてナムチが用いられたが後に別の神格をさした。
呼称であるパーピマーを付けてマーラ・パーピマーと呼ばれる事が多い。
仏教では欲界の六欲天、第六地化自在天に棲む。
人間の悟りを開く妨げとなる煩悩、性的な欲望を象徴する存在。
現在男性生殖器をマラ(魔羅)と呼ぶのはこの為。
修行者を誘惑し、堕落させる。
原始仏典の一つスッタニパータによればマーラは8つの軍勢を持つ。
欲望、嫌悪、飢渇、妄執、睡魔と物憂いさ、恐怖、疑惑、虚栄や強情。
インドではカーマと結び付けられ、カーマ・ラーマと呼ばれる。
ギリメカラを乗り物とする。

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