●メイディア●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:夫にイアソン

魔女。その性格は残酷。
イアソンは父アイソンが年をとり、病気である事を悩んでいた。
メイディアに自分の命を幾らかとって、アイソンに与えて欲しいと言った。
メイディアは夫をとても愛していたので、自分の魔法で義父の延命を約束した。
満月の夜、メイディアはヘカテとテルースの力で薬効のある草木が生える様に祈った。
そしてハデスペルセポネーに義父の命を早くとらないようにと祈った。
祭壇を作ったメイディアは薬草を敷いた上にアイソンを寝かせた。
大釜を用意し、苦い液の出る花、種のついた魔法の草、大洋の岸から持ってきた砂、月の光から集めた白い霜、
梟の頭と翼、狼の内臓、亀の甲羅の粉末、牡鹿の肝臓、烏の頭とクチバシを入れオリーブの枯葉で煮込んだ。
すると枯れていたオリーブの葉が緑で新鮮な葉に変わり、実も沢山ついた。
釜から吹き零れた液の落ちた所は新芽の様に青々とし始めた。
メイディアは義父アイソンの喉を切ると、中の血を全て出した。
その後大釜の液を口と喉から注ぎ込んだ。
アイソンの白い髪の毛は真っ黒くなり、顔色もたちまち良くなり、血も溢れ、若返った。

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