●メイヴ●
出自:ケルト神話
別名:メイウ、メーヴ
同一:マブ
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:夫にアルイル

コノート(コンナクト)の女王。
支配の実権を握っていた。
角と前額が真っ白な他は真っ赤なフィンヴェナフという一頭の牛を持っていた。
アルスターにはフィンヴェナフよりも立派な牛がいると言われた。
メイヴはそれを手に入れたいと考えた。
そこでアルスターに攻め入り、7年間にも渡る戦争を繰り返す。

コノートの軍勢を率いるのはメイヴ、夫のアルイル、戦士フォーガス・マクロイの3人。
しかし対するアルスター軍はクー・フーリンたった一人。
アルスター軍はマッハの呪いにより戦う事が出来なかった。
しかしルーグの子クー・フーリンだけがその呪いを退けた為。
クー・フーリンの奮戦にコノート軍は劣勢になりやむなく「コノート軍は毎日一人の戦士を出してクー・フーリンと一騎打ちさせ、
その間は進軍できるが、勝負がついたらその場で止まって次の日を待つ」という条約を結ぶ。
それにより念願の褐色の牛を手に入れ、アルスター全土を支配する勢いであった。
戦いを終わらせる為メイヴはクー・フーリンと共に影の国で修行をつんだ親友ファーディアを差し向けようとする。
ファーディアは簡単にはうんと言わなかった。
それに憤慨したメイヴは詩人にお前を嘲笑する詩を作らせ、人々に歌わせると脅す。
ついにファーディアはクー・フーリンとの一騎打ちに応じた。
二人は4日間戦い続け、ファーディアは死んだ。
そしてメイヴとクー・フーリンはぶつかり合う。
クー・フーリンは強く、メイヴは命乞いをし、許しを得た。
やっと和平が成立したものの、クー・フーリンがあまりに勇壮な活躍をしたため、メイヴは彼を非常に恨んだ。
メイヴはアルスターに恨みを持つ者を集めて常にクー・フーリンをつけ狙った。

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