●メレアグロス●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:─

カリュドン国の王子。
生まれた時に、モイラが現れ、予言した
彼女達は炉を示し、燃えている薪が燃え尽きない限りメレアグロスの命は尽きない、と。
一瞬で彼女達が運命の女神であると気がついた王妃は慌てて炉から薪を拾い上げた。
そして薪を箱の中に入れ、大事にしまった。

そんな事とも知らず、メレアグロスは立派に名狩人で槍の名手として成長した。
アルゴー号の遠征に参加。その時に出会ったアタランテと恋人同士となる。
また、メレアグロスが熊狩りをしている最中に出会ったと言う説もある。
メレアグロスはアタランテの兄に当たる熊に瀕死の重傷を負わせ、彼女の怒りを買う。
交戦する二人だが、互いの力を認め合い、恋仲になった。

カリュドン王が神々を祀った際、アルテミスを祀り忘れてしまった。
その為、アルテミスの怒りをかい、カリュドンの地には化け猪が送り込まれた。
化け猪を退治する為に多くの英雄が狩りをし、二人も参戦した。
多くの英雄が命を落としたが、最終的にアタランテの放った矢が化け猪に当たり、メレアグロスがとどめをさした。
獲物の毛皮はメレアグロスのものとなった。
しかし彼はアタランテにその名誉を譲る。
これがメレアグロスの叔父達の怒りを買い、叔父達は毛皮を取り返そうとした。
叔父達は逆上したメレアグロスによって反対に殺された。
それを聞いて王妃は悲しみのあまり隠しておいた箱から薪を取り出すと炉に放った。
メレアグロスは化け猪退治の大宴会の最中、薪が燃え尽きるのと同時に死んでしまった。
我に返った王妃は自殺、メレアグロスの妻も同じく自殺。
アルテミスは彼女達を気の毒に思い、怒りをおさめ二人をホロホロ鳥に変えた。

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