●ムラ・ジャディ●
出自:インドネシア→スマトラ島(トバ・バタク族)
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─

創造神。
七つの天の最高の位置に住む。
二羽の燕が仕えている。
七世界の一つに木を生やして、その枝で天を支える事にした。
そして雌鳥を作って枝に止まらせると、卵を三つ産んだ。
これが孵化し、三人の女が生まれた。
そこでムラ・ジャディは男を三人作ってめあわせた。
だが一人の女が、夫たるべき男が醜いのでこれを拒み、糸つむぎばかりしていた。
ある時、毛糸が落ちて地上まで伸びたので女は降りてみることにした。
すると海ばかりの世界に蛇がいたので、ムラ・ジャディに頼んで土を貰い、蛇の頭に載せて大地を創った。
だが蛇は頭を振って大地を振り落としたので、ムラ・ジャディは太陽を照りつかせて海を乾かし、再び大地を現させた。
女は蛇を剣で指し、動けないようにした。
こうして女と後を追ってきた醜い男とが、人間の祖先となった。

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