●村正(むらまさ)
出自:日本
別名:─
字義:─
容姿:─
家族:─

15世紀末から16世紀末にかけて、三重県の伊勢桑名に住んでいた刀鍛冶。
また彼の打った一連の作品の銘でもある。

徳川家康の祖父は臣下に村正で斬り殺された。
家康の父も近臣に村正で殺されそうになった。
切腹に追い込まれた家康の嫡男の介錯刀も村正であった。
家康自身も村正で怪我をしている。
こうした凶事が相次いだ為、家康は村正を全面的に使用禁止とした。
そして、廃棄処分命令を出した。
その切れ味を惜しんだ家臣の中にはその銘を正宗、正広等に書き換え、誤魔化そうとした者もいた。
しかし所持していた事が判明し、切腹となった武士もいたと言う。
次第に「妖刀」という噂が立ち、数多く芝居化された。
徳川家康の家臣本田忠勝の槍「蜻蛉切」も村正。
また、徳川家呪詛の刀として、真田幸村が打倒幕府を目指した維新志士達も愛用した。

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