●ムリアン●
出自:イギリス→コーンウォール、「西コーンウォールの伝承と炉端物語」
別名:コーンウォールの小さい人、昔の人
同一:─
前神:─
字義:ケルト語「蟻」
容姿:蟻

妖精蟻。
キリスト教伝来以前に死んで地獄に堕ちる程悪くはないが天国に入る程には善くはない、昔の異教徒の霊魂が妖精であるとした。
彼等はキリスト教の言う最後の審判の日まで地獄と天国の間を彷徨っている。
本来の大きさからだんだん縮小して、ついには蟻の大きさになる。
最後は国土から消失して行方不明になった者だと考えられていた。
コーンウォールの人々は蟻を殺す事を縁起の悪い事とした。

ウィリアム・ボトレル「西コーンウォールの伝承と炉端物語」の「シリーナが原の妖精のすみか」によるとコーンウォールの小さい人が
小さくなってしまった理由が載っている。
コーンウォールの妖精は鳥やその他の動物に変身する能力を持っていたが、元の姿に戻る時に前よりも少しだけ小さくなる。
そのお陰で徐々に小さくなったのだという。
1900年代初めにエヴェンス・ウェンツが、彼の調査したケルト圏の国では、一部の人達にこういう考えがある事を発見した。

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