●ムルガン●
出自:インド神話、ヒンドゥー教
別名:─
同一:スカンダ
前神:─
字義:─
容姿:子供の姿

南インドのタミル人に信仰される神。
タミルの六つの山の上に砦を持ち、そこから悪魔を滅ぼす軍勢を進発させる。
タミルの山には立派な寺院があり、民間の宗教画にはよく山の上に立つムルガンの姿が描かれる。
ムルガンは孔雀を連れている事が多く、その為スカンダと同一視される。
何の変哲もない子供の姿をしている為、油断してやられてしまう悪魔も多い。
ある時悪魔が仙人に言いつけられて山を南の果てへ運ぶ時、ちょっと山を下ろして一休みしていた。
すると山は大地から離せなくなっており、しかも頂上には杖を持った半裸の子供、ムルガンが住み着いていた。
悪魔は怒って殴りかかったが、やられてしまった。
それからタミルの山にムルガンは棲みついたのだという。

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