漢字「ナ」漢字「タク」(なた)
出自:「封神演義」、「西遊記」
別名:漢字「ナ」漢字「タク」太子(なたたいし)、太子爺、太子元帥、羅車太子
「ナタク」というのは誤読
同一:中壇元帥
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父に李靖(りせい)、母に殷氏(いんし)、兄に木漢字「タク」(もくた)、金漢字「タク」(きんた)

人造人間の一種。
フルネームは李漢字「ナ」漢字「タク」(りなた)
乾元山金光洞(けんげんざんきんごうとう)・太乙真人(たいいつしんじん)の弟子。
乾坤圏(けんこんけん)(金の輪)、火尖鎗(かせんそう)(火を吹く鎗)、混天綾(こんてんりょう)(あやぎぬ)、金磚(こんせん)(金の瓦)
風火輪(ふうかりん)(火と風を起こして宙を走る車)、以上の宝具(ぱおぺぇ)を持つ。
煉気術の粋を懲らし1500年かけて作られた霊珠が殷氏の体内で育てられ、生まれながらの仙人になった。
朝歌(ちょうか)の命で陳塘関(ちんとうかん)を守る将軍李靖の三男として生まれた。
漢字「ナ」漢字「タク」は母親の胎内に三年六ヶ月もいた。
漢字「ナ」漢字「タク」が生まれると李靖の家で数々の不思議な出来事が起こる。
これは全て漢字「ナ」漢字「タク」の悪戯によるものだが、七歳の時についに竜王の第三子を殺してしまう。
怒った竜王は漢字「ナ」漢字「タク」の親である二人に責任の為の死を要求したが、漢字「ナ」漢字「タク」が死に、竜王の許しを得た。
殷氏は漢字「ナ」漢字「タク」の死を悼み、翆屏山(すいへいざん)漢字「ナ」漢字「タク」の行宮を建てた。
この宮が霊験あらたかと大評判になり、李靖の耳に届いた。
死んでも人をたぶらかすとは許せないと李靖は漢字「ナ」漢字「タク」の神像を鞭で砕き、宮を焼いた。
その後太乙真人の計らいで蓮の化身として蘇った。
母の作ってくれた宮を焼いた父に復讐するべく、父を追いかけまわした。
蓮の化身として蘇った漢字「ナ」漢字「タク」は怪力で肉体を持たず魂がないので病気にならない。
三魂七魄がないからそれを抜き取られて昏倒したりしない。
まるでかなわない李靖は逃げるだけで、漢字「ナ」漢字「タク」は面白がってそれを追いかけた。
兄達や師匠の太乙真人が漢字「ナ」漢字「タク」をなだめても彼の怒りは収まらなかった。
ついに燃灯道人(ねんとうどうじん)の立ち会いのもと勝負をする事になった。
燃灯道人は密かに李靖が勝つ様細工をする。
漢字「ナ」漢字「タク」がそれに気づき燃灯道人にも襲い掛かる。
逆に塔の中に閉じ込められて、李靖と和解する様に誓わさせられる。
しかしこの父子が本当に和解するまでにかなりの時間がかかった。

漢字「ナ」漢字「タク」が本格的に周軍に参加したのは張桂芳(ちょうけいほう)との戦いから。
彼は左道の導士で「馬から降りよ」と唱えると、誰もが落馬してしまうと言う能力を持つ。
しかし漢字「ナ」漢字「タク」は魂を持たないのでそれが効かず、張桂芳をやっつけた。

封神演義と同じく三大怪奇小説の一つ西遊記にも父と共に登場する。
孫悟空相手に激しい戦いを繰り広げた。
道教では中壇元帥と呼ばれる。

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