●ネッキ●
出自:フィンランド
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:普段は人間の姿、時として半人半馬の姿
 長い髭の犬、角に網袋を下げた巨大な雄山羊、樹の幹や丸太の姿

河や湖に棲む水怪。
様々な姿をとる。
人間や動物、特に馬を多く水中に引き入れる。
水に倒れ落ちた樹を装い、人が上に乗ると、たちまち水没してしまう。
馬の姿をとる場合は、ひづめが後ろ向きになっているのですぐに見分けられる。
うっかりネッキの背に乗ってしまうと、そのまま水中に飛び込んでしまう。
フィンランドやエストニア、スウェーデンでは水浴する際必ず金属を水中に入れ、これを防いだ。
スカンジナビア人は船の底にナイフを置くか釘をさした。
ノルウェーにはネッキ除けの呪文がある。
「ネッキ、ネッキ、水の中には釘がある。マリア様が水に鋼を投げた。お前は沈め、おいらは行くぞ」

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