●猫又(ねこまた)
出自:日本、「老媼茶話」
別名:猫股、猫麻多とも表記
同一:─
前神:─
字義:その容姿から
容姿:尾が二つに分かれた猫

年を経て霊力を得て妖怪化した猫の総称。
三年飼った猫、一貫目(3.7kg)を超える程育った猫は化けるとも言われる。
雄猫のみだとする説もある。
姿は普通の猫と変わらないが、尾が二つに分かれている。
毛を逆なですると光るとも、3m近くある猫又もいると言われる。
行灯の油が好きで、夜な夜な主人が寝静まった後に舐める。
人語を話し、二本足で歩行できる。

女性に化ける事が多く、美女に化け男をたぶらかして食う。
他にも無念で死んだ主人の仇をとったという話も残る。
「老媼茶話」によると福島県会津で、飼い主の老婆を食らい、その後も老婆に化けて下女まで食らった。
家の主人が怪しく思い犬をけしかけた所正体を現し、退治された。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ
inserted by FC2 system