●ネクロノミコン●
出自:クトゥルー神話
別名:死霊秘法、キタブ・アル・アジフ、アラビア語:アル・アジフ
同一:─
前神:─
字義:ギリシア語「死者の掟と表象」
容姿:金銀のアラベスク模様を施した黒檀装丁

730年にダマスカスでアブドゥル・アルハザードが書いた魔道書。
原題はアラビア語「アル・アジフ」。
「アジフ」とはアラブ人が魔物の吠え声として考えていた夜鳴く虫の声を意味する。
「ネクロノミコン」とは950年にコンスタンティノープルのテオドラス・ヒレタスによってギリシア語に翻訳された時の書名であった。
同書は総主教ミカエルにより焚書に処された。
1228年オラウス・ウォルミウスによるラテン語訳が出現するが、その時には既にアラビア語版の写本と原典は失われていたと言う。
その一部は無名都市の地下、拷問によって死亡したアルハザードの墓に隠されていたともされる。
1232年教皇グレゴリウス九世によりギリシア語版、ラテン語版共に発禁に処された。
15世紀にドイツでゴシック体版が、17世紀にスペイン語版が密かに刊行された。
現存するネクロノミコンの多くはこの17世紀に刊行された物。

最高の秘術を記した魔道書とされる。
ページそのものが怪物であると言われる場合もある。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ
inserted by FC2 system