●ニーベルンゲンの指輪(ゆびわ)
出自: 
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─

ワグナー作話、作曲の楽劇。
4つの楽劇を通じ、一つの物語を述べている。
その4つの楽劇は「三部作」とよばれ、
前夜祭「ラインの黄金」(一幕)、
第一夜「ワルキューレ」(三幕)、
第二夜「ジークフリート」(三幕)、
第三夜「神々のたそがれ」(プロローグと三幕)からなる。
この大楽劇は創作に26年を費やした。
1876年バイロイトにワグナーが建てた祝典劇場で初演された。
今日でも、バイロイトで毎年開かれるワグナー祭の主要なだし物になっている。
四部それぞれに含まれる準独立的な管弦楽曲は、一般の音楽会でもよく演奏される。

劇の中心の指輪は小人種族ニーベルンゲンの宝で、ラインの河底の黄金から作られた。
天上に住むウォータンは、その黄金を地下に住むニーベルンゲンから奪いワルハラを築いてそこに住む。
そして地上に二人の子を作り、二人は夫婦関係を結ぶ。
ウォータンの子の一人ブリュンヒルデはジークフリートを身篭った女を救う。
ジークフリートは育って勇敢な若者となり、大蛇を殺して指輪を奪い取る。
山奥の炎の壁の中に眠るブリュンヒルデを目覚めさせ、彼女を妻とする。
ジークフリートは修業の旅に出るが悪人の手に落ちて殺される。
やがて神々は滅亡し、洪水の為に指輪はラインの川底に戻る。

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