●ニオベ●
出自:ギリシア神話
別名:ニオベー
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:祖父にゼウス、夫にアムピオン、子に七男七女

テーバイの王妃。
七男七女の子供達を自慢に思い、慢心したニオベはレトは二人しか子供がいなくて惨めだ、と公言していた。
この話を聞いた預言者達は女神の怒りを静める為に祭礼を行う様にニオベに薦めた。
ニオベはレトの怒りを静める為の祭礼の祭場に乗り込みレトよりも子宝に恵まれた自分こそが敬われる存在だと言った。

怒ったレトは、アポロンに狩りをしていたニオベの息子達を射殺させた。
アムピオン王は妻が招いた悲劇を嘆いて自殺した。
夫と息子達の葬列の中でもレトを愚弄する発言をした為、息子達に次いで娘達もアルテミスによって射殺された。
ニオベは次々と倒れる娘達を見、末の娘を抱きしめてレトへ謝罪の言葉を叫んだ。
しかし娘達は全員息絶えてしまい、絶望のあまり石の様に座り込んで涙を流し続けたニオベはやがて渇き、そのまま石になった。
ニオベを哀れんだゼウスは、ある山の上に風で彼女を運んだ。
今でもその山頂には水が滴る大きな岩があると言う。

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