●濡(ぬ)れ女(おんな)
出自:日本→島根県等
別名:濡れ嫁女子
同一:牛鬼(うしおに)
前神:─
字義:─
容姿:長い黒髪、人の顔、真っ赤な舌、蛇の胴体を持ち、尻尾は約300m以上先まで届く
家族:(一説によると)夫に牛鬼

島根県の磯に現れる濡れ女は、この地方の妖怪牛鬼の妻。
赤ん坊を抱いて現われ、通りかかった人間にその赤ん坊を抱いてくれと頼む。
これを抱くと、濡れ女は海に帰り、かわりに牛鬼が出てくる。
赤ん坊は石になって手に張り付き、抱いている人は逃げられずに牛鬼に殺されてしまう。
濡れ女の正体が牛鬼だと言う説もある。

越後と会津の境にある川に出た濡れ女は、髪は長く人の顔と蛇の胴体を持ち、尻尾は約300m以上先まで届いた。
この濡れ女に見つかった者は、あっという間に捕まえられ、生き血を吸い尽くされる。
濡れ女は血を吸えば吸う程大きくなる。

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