●ラーヴァナ● 出自:インド神話、ヒンドゥー教、「ラーマーヤナ」 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:10の頭と20の腕を持つ 家族:曽祖父にブラフマー、子にインドラジット(メガナダ)、(一説によると)娘にシータ ラクシャーサ(羅刹)の一人。ラクシャーサ達の悪王。 彼は武勇絶倫で、厳しい苦行の末に炎の中で首を落とし、 ブラフマーまたはシヴァから祝福され何でも願いを一つ叶えてやると言われた。 そこでラーヴァナは神にも悪魔にも殺される事が無い身体を要求した。 彼は人間を食べ物としてしかみていなかったので、不死の条件からは外されていた。 ラーヴァナはこの力を使い、クベーラをランカー島の王座から追いやり、王として君臨、 ディーヴァ神族を破り、神々を奴隷としてこき使った。 ラーマの妻、シータはラーヴァナの娘であるという説もある。 ラーヴァナは預言者に「生まれた娘は父親に死をもたらす元凶になる」と言われ、 箱に詰めて川に流した。箱はインドまで流れ着き、ジャナカ王の娘として美しく育った。 ある時、ラーヴァナはコーサラ国の王子ラーマの妻シータを見初めて攫った。 王子は怒り、猿王ハヌマーン等を味方につけてランカーを囲んだ。 長い戦いの末、ついに王子とラーヴァナの一騎打ちの時が来た。 ラーマはラーヴァナの頭を次々に切り落としたが、頭はすぐに生えてくる。 そこでラーマはブラフマーの作った矢で心臓を射抜くと、ラーヴァナは死んだ。 |