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●ラミア●
出自:ギリシア神話
別名:レイミア
同一:エキドナエンプーササキュバス
前神:リリスリリム
字義:「貪欲な(ラミュロス)」
容姿:美しい女性の上半身と蛇の下半身を持つ。猫の足を持つとも言われる。
家族:父にベロス、母にリビュエ、
   ゼウスとの間の子にスキュラヘラクレスとの間の子に3人の子

ヘラクレスとヒューライアの森林地域の洞窟で出会い、3人の子をもうける。
ゼウスの寵愛を受けたが、それによってヘラに呪いをかけられてしまう。
ヘラはラミアが子を生むたびにラミア自身がその子をむさぼり喰う様に仕向けた。
この時偶然生き残った一人の子供がスキュラだと言われている。
ラミアはこの恐ろしい仕打ちに絶望し、次第にその心を失って野蛮な生き物と化し、
ついには洞窟にこもって子供をさらってきては食べる化け物になった。
洞窟の近くを通りかかった旅人を口笛の様な声で誘い、食べてしまう。
しかし、それでもヘラの嫉妬は収まらず、ラミアから眠りを奪う。
ゼウスはラミアの目を取り外せるようにし、ラミアは休息したいときに目を外し休んだ。
ラミアが目を外している時は子供達は安全だが、目を戻してさまよっている時は
危険な時間とされた。

歴史時代(ギリシア文化が栄えた頃)になると、ギリシアの母親達は、行儀の悪い
子供を叱る時に、ラミアに食べられてしまうぞ、と脅したそうだ。
プラトンはラミアの前神はアテナと同様の神であると考えた。
一説にはリリスエデン追放後、ラミアになったとされる。