●レーシー● 出自:スラヴ 別名:レソヴィク、レシエ、レースィ 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:真っ白(又は緑)な頭髪と長い髭、髭に隠れる程小さい身体 手足は痩せこけ、血が青い為顔色が悪い 家族:妻をレシャチーハ、子供達をレショーンチと呼ぶ スラブの森に棲む精霊。影がなく、足跡を残す事もない。 非常に素早く何かにつけられていると思って振り向いても姿を見る事は出来ない。 レーシーは自分が気に入った人間の前にしか姿を見せない。 森の中では樹木と同じくらい大きく、森の外では木の葉の下に隠れてしまう程小さくなる。 レーシーは自分の領土に人間が入り込むことを好ましく思っていない。 森の中で人々に声をかけては森の奥深くに迷い込ませる。 声をかける時にはその人間の知り合いとそっくりの声を出す。 同じ場所をぐるぐると回らせたりする。 これを破るには上着を裏返しに着て、靴の左右を履き替えなければならない。 人に謎をかけるのが好きで、その謎を解けば開放してくれる。 悪戯はするが決して人間の命まではとることはない。 森林を人格化したものなので、森林が枯れる頃(10月頃)になると機嫌が悪くなる。 冬が来ると姿を完全に消してしまうが、春になるとまた再び姿を現す。 戻ってくる時は今まで以上に荒々しく騒がしくなっている。 |