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●レギン●
出自:北欧神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父にフレイズマル、弟にファフニール

小人(巨人であるという説も)。
オーディンロキとヘーニルが、世界を旅していた頃の事。
ミドガルズの小さな滝の側で鮭を獲っていた川獺を、ロキが石を投げつけて仕留めた。
その後、三神は宿を乞う為に、フレイズマルという男の家を訪ねる。
そこで、あの川獺がフレイズマルの息子オトルの変身した姿だと知らされる。
フレイズマルは賠償金として、オトルの毛皮を剥いで、
その内側と外側を満たせるだけの赤い黄金を要求。
オーディンとヘーニルが人質として残り、
ロキアールヴヘイムに、赤い黄金を略奪に行った。
ロキはカマスに変身して池で泳いでいたアールブの一人、
アンドヴァリをラーンから借りた溺死の網で捕らえる。
彼を解放する代わりとして彼の持つ全ての赤い黄金と、
赤い黄金を生み出す指輪アンドヴァラナウトを手に入れる。
ロキは指輪だけは見逃してくれと言うアンドヴァリの言葉に全く耳を貸さなかったので、
彼は黄金に呪いをかける。
この呪いは後に指輪を手に入れる者達を非業の死へと追いやっていった。

フレイズマルは宝を手に入れたが、息子の二人は彼を殺してアンドヴァラナウトを奪い、
更にファフニールは弟レギンを追放する。
ファフニールは宝を独り占めし洞窟に隠し、の姿になり水を飲みに行く時以外は、
その場を離れなかった。
その後、レギンはデンマーク王家の鍛冶屋として落ち着いた。
やがて復讐の機会を狙っていたレギンが、シグルドをそそのかして、
ファフニール退治に向かわせた。
シグルドは川の側に穴を掘り待ち伏せ、ファフニールが通りかかると下から心臓を貫く。
ファフニールは、彼がレギンに唆されて自分を殺したのだと知ると、
指輪の持ち主は非業の死を遂げると警告し死んだ。
しかしアンドヴァラナウトの呪いによって堕落したレギンはシグルド抹殺を企む。
シグルドはあらかじめ小鳥に警告されていたので、返り討ちにあった。