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●ローレライ●
出自:ドイツ→ライン川、「ローレ・ライ」、「ハインリヒ・ハイネの詩」
別名:ローレレイ、ルアライ
同一:─
前神:─
字義:「女精の岩」
容姿:美しい女性の水魔で黄金の髪を持つ

ライン川の同名の岩石に棲む水魔。
美しい声で歌い、船乗りを誘惑して死に至らしめる。
海水に触れると泡になってしまい、それ以外の水に触れると人魚に戻る。

大昔から存在していたのではなく、クレメンス・ブレンター「ローレ・ライ」の主人公として
描かれ、その後、ハインリヒ・ハイネが詩に歌い、広く知られるようになった。
元々は河の女神と同一視されていた。
岩石とライン河の流れが作り出す大渦が、この女神を水魔へと変えてしまった。
現在のローレライの岩の辺りは治水工事が行なわれて特に危険な場所ではない。
ローレライに関する伝説の類は数が多い。
女神や魔女として伝えられるものの他、悲恋の乙女とされる物語もある。