●ルー・ガルー●
出自:フランス
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─

ワーウルフの一種。
日中は普通の人間だが、夜になると正体を現して狼に化し、人間を襲って食べる。
13世紀頃からフランスの文献に書かれる様になった。
元々は人間だった者が魔女の呪文によってルー・ガルーに変えられてしまうとされる。
馬や黒い犬、あるいは別の怪物の姿にも変身出来たと言う。
「シミティエール(墓場の)・ルー・ガルー」は埋葬したばかりの死体を掘り返してむさぼるという。
彼らを人間に戻す術はないが、悪魔払いや血を撒くことによって彼らを遠ざけることは出来る。
しかし、何よりもの救済方法は彼らを殺す事である。

カナダやハイチ等の他のフランス語圏の国にもルー・ガルー信仰は見られる。
ハイチではル・ガルーは赤毛の女性とされ、眠っている人の爪先から血を吸うとされる。

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