●サマエル● 出自:ユダヤ教、キリスト教 別名:─ 同一:─ 前神:─ 字義:Sam=「毒」 エノク書によると「デーモン共の首領」と呼ばれる。 このサマエルがイヴを誘惑した蛇であるともされる。 ユダヤ人の伝説によると、モーセを死に至らしめなければならなかった時、 サマエルがその役目に遣わされている。 だが、彼は剣を手にモーセの所に向かうも、逆に打ちのめされ失敗してしまう。 結局神自身が出向き、それでやっとモーセも従った。 「バルク黙示録」によると、サマエルはエデンの園に葡萄の木を植えたという。 アダムはその実を発酵させて葡萄酒を作り、禁断の味を覚えてしまう。 その事が神の怒りを買い、エデンを追放される。 殺人、姦通、姦淫、偽誓、盗みといった事は全て飲酒から生じると言っている。 |