●節分(せつぶん)
出自:日本
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「季節の分かれ目」

元々は「立春」「立夏」「立秋」「立冬」のそれぞれの前日をさしていた。
現代では特に立春の前日をさす。
これは冬から春になる時期を一年の境とし、現在の大晦日と同じ様に考えられた為。
立春の節分に豆をまく「豆まき」の行事は、「追儺(ついな)」と呼び、中国から伝わった。
追儺は、俗に「鬼やらい」「なやらい」「鬼走り」「厄払い」「厄おとし」「厄神送り」と呼ばれる。
疫病等をもたらす悪いを追い払う儀式として行われる。
文武天皇の慶雲3年(706)に宮中で初めて行われた。
魔除けの為、鰯の頭を、柊の小枝に刺して戸口に挿す風習は、近世以降に行われるようになった。

巻き寿司を食べるのは、福を巻き込むという意味と、縁を切らないという意味が込められる。
恵方に向かって巻き寿司を丸かぶりするようになった。
主に関西地方で行われていたもの。
大阪海苔問屋協同組合が道頓堀で行った「巻き寿司のまるかぶり」の行事をマスコミが取り上げた。
それを見た全国の食品メーカーが便乗し、全国へ広まっていった。

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