●
児雷也
(
じらいや
)
●
出自:「
自来也説話
(
じらいやものがたり
)
」、「
児雷也豪傑譚
(
じらいやごうけつものがたり
)
」
別名:自来也とも書く
同一:─
前神:
我来也
(
がらいや
)
字義:─
容姿:─
家族:妻に
綱手
(
つなで
)
宋代の説話集「
諧史
(
かいし
)
」に我来也という名の盗賊の話があり、
文化3〜4年(1806〜1807)に
感和亭鬼武
かんわていおにたけ
が翻案して読本「自来也説話」に仕立てた。
更にこれから発想を得て作られたのが草双紙合巻「児雷也豪傑譚」。
児雷也は越後妙香山の仙人からガマの妖術を授かった忍者。
妻になめくじの妙術を得た美女、綱手。
本名は
尾形周馬弘行
(
おがたしゅうまひろゆき
)
。
各地で悪人をこらしめつつ家の再興をめざした。物語は未完のまま終わっている。