●ジャタ● 出自:インドネシア→カリマンタン島(ボルネオ島)東南部(ダヤク族) 別名:バウイン・ジャタ・バラワグ・ブラウ(金の戸口を持つ女のジャタ)、タンボン(水蛇) 同一:ティガグ 前神:─ 字義:─ 容姿:水蛇 家族:─ 女神だが、一部の伝承では男性神とするものもある。 人間界の下にある下界バスフン・ブラウ(金が積もった川)に棲んでいる。 鰐がこのジャタの眷属とされる。 創造神話中ではジャタは上界の金の山という所に棲んでいる。 正式名称はバウイン・ジャタ・バラワグ・ブラウ(金の戸口を持つ女のジャタ)。 この金の戸口と言うのは女性器を意味している。 本来の名前はタンボン(水蛇)で、人々の前に現れる場合は水蛇の姿をとる。 上界に棲むティガグとは対をなし、敵対する神。 両者は実は一柱の両性具有とされる説もある。 子供達がそこから世界にやってくるという、世界樹そのものだとも言われる。 ティガグはイスラム教伝来、キリスト教伝来により改名させられてしまったが、 ジャタは改名していない。 これは上記の二つの宗教が女神と言う存在を認めていない為である。 |