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十二白神(じゅうにはくじん)
出自:日本
別名:─
同一:─
前神:─
字義:十二の白神である事から

日本では白い動物は縁起がよいとされ、神聖化され、崇められた。
中でも特に白蛇が特別偉大な守り神とされ、白蛇を中心に方位の守護神である
四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)を含め、十二の白神がいるとされる。

白蛇、白馬、白鹿、白牛、白鼠、白狐、白鷹、白雀、青龍、白虎、朱雀、玄武。
白蛇:弁財天の化身。自然界に宿る様々な神の中で特別偉大な存在として崇められる。
    災厄病難を追い出し、財産をもたらす。
白馬:神徳を宿し幸運を招く。白馬に乗った夢は出世と成功の暗示。名誉、良縁を運ぶ。
白鹿:奈良県春日神社、広島県巌島神社の神獣。
    白鹿の体内にあるというシカ玉は大漁を授け、邪気を払う脚を持つ。
白牛:天神様や八坂神社の祭神の乗り物、及び使者。千客万来の象徴。学識を与える。
白鼠:大黒の使者。万能の効果があり、商売繁盛と病気や災難を追い払う。
白狐:稲荷神の化身、及び使者。豊作豊漁、財運、出世と長寿をもたらす。
白鷹:鋭い爪で金運を掴むといわれ、白鷹の夢を見ると億万長者になれると言われる。
白雀:家に入ると吉兆で、巣をかけると隆盛すると言われる。家運隆盛、豊作の象徴。
青龍:出世と豊穣を象徴する東の方位神。
白虎:商売繁盛と健康長寿を象徴する西の方位神。
朱雀:栄華と繁栄を招く、南の方位神。
玄武:病気や悪縁を防ぐ、北の方位神。

こうした動物を隠し絵にしたためたものを「白神山水之図」と言う。