●シュブ=ニグラス● 出自:クトゥルー神話 別名:千匹の仔を孕みし森の黒山羊 同一:─ 前神:─ 字義:─ 容姿:─ 家族:夫にヨグ=ソトース、子にナグ、イェブ 大地母神的な性格を持った神格。 その信仰は現在も世界各地に分布している。 人類による邪神招喚の儀式に欠かせない存在であるとされる。 魔女のサバトにおける山羊は、本来シュブ=ニグラスを意味していたともいわれる。 フォン・ユンツト「黒の書」によれば、紀元前173148年に失われたヒューペルボリア (ムー大陸)において、神官トヨグによって崇拝されていた。 また、南米デルニエールのヴードゥー信仰に用いられる魔像として、 シュブ=ニグラスの姿が描写されている。 山羊の様な生き物だが、はっきりとした違和感、不自然さを持ち、何本かの触手が あって、見誤りようのない冷笑的な、しかし人間的な感情を持った像だと言う。 一説によるとヨグ=ソトースの妻であり、邪神達の母となっている。 一般的にクトゥルー神話における豊饒の女神であり、地の精霊だとされる。 ヨグ=ソトースと同じく、次元の歪みを超えて出現できる。 どんな防壁も彼女に対しては無意味。 人間の服を残して、肉体だけを異次元に奪い去るということも可能。 ジョージ・ヘイ「魔導書ネクロノミコン」に、召喚方法が具体的に記されている。 |