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●シュウ●
出自:エジプト神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「空虚」「上に支える者」
容姿:半人半獣でライオンの頭部を持つ
家族:父にラー(アトゥム)、妹であり妻にテフヌト、息子にゲブ、娘にヌト

エジプトの大気の神。最初の夫婦になった神。
太陽神ラー(アトゥム)の口から唾、もしくはくしゃみとしてテフヌトと共に飛び出してきた。

シュウとテフネトは生まれてすぐに深淵ヌンの探索に出かけた。
ラーは子供を失ったと思い、大いに悲しんだ。
二人が戻ってきた時にはラーは嬉し泣きの涙がほとばしり出たという。
この涙から最初の人間が創られた。
シュウと妹のテフヌトの結びつきから天の女神ヌトと地の神ゲブが生まれた。
ヌトとゲブの兄妹神は固い愛で結ばれ、常に抱き合っている状態だった。
それを嫉妬したラーによってシュウは二人の間に送り込まれた。
これにより天と地は引き離され、空間が出来た為、人間が住める様になり、
光が入ってくる様になった。
シュウは天空を覆うヌトを支える役目があり、彼なしではヌトは疲労の為に倒れてしまう。
シュウはラーをついで王位にのぼった。
アペプの崇拝者達の攻撃に絶えず悩まされ、うんざりしたシュウはゲブを王にした。
酷い嵐が一週間続いた後で、シュウは空に住む様になった。

壁画等ではシュウはヌト、ゲブと共に三柱一組で描かれる事が多い。