●即身仏(そくしんぶつ)
出自:仏教
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─

自らの意志でミイラとなった僧侶。
主に山形県湯殿山の修験者。
真言密教における「大日如来との一体化により、現身のまま仏になる」と言う即身成仏の思想と、空海入定説による物と思われる。
同じ出羽三山の中の一つ、羽黒山との闘争の過程で、真言宗の正統なる後継である事を示す為だったとも言われる。
この他にも弥勒菩薩が下生するまで身体を残したいと言う弥勒信仰、
庶民の病気治癒の為に即身仏となる薬師信仰、
阿弥陀如来の極楽浄土に行く為に即身仏となる阿弥陀信仰、
富士山と共にあらんとし即身仏となる富士信仰等の即身仏が存在する。
そのいずれも庶民救済の大願を掲げて即身仏となっている物が多く、近隣の人々の信仰の対象となっている事が多い。

五十音順トップへ
出自別トップへ
種族別トップへ
トップへ
inserted by FC2 system