●昔脱解(そくたるへ)
出自:韓国→新羅
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:─

第四代新羅王となった韓国神話の神。
新羅の王族、昔氏(そくし)の祖。
海の彼方の龍城国(よんじょんこく)で卵から生まれた。
国王だった父はそれを不吉な事と思い、息子を箱に入れ七宝や奴婢と共に小船に乗せて海に流した。
この船が偶然にも新羅の海岸に流れ着いた。
新羅に上陸した脱解はある金持ちの家に行き、秘かに家の側に砥石と炭を埋め、
「ここは私の家です、かつて鍛冶屋だったのですが、隣村に行っている間に奪われたのです」と役人に訴えた。
そして証拠の品を掘り出してその家を自分の物にした。
この頃、新羅の王は朴赫居世(ぱくひょこせ)の嫡子、南海王(なむへおう)だった。
脱解が知恵者だと見抜くと長女の婿に迎えた。
南海王が死ぬと嫡子の儒理(ゆり)が第三代国王となった。
だが儒理の子供は才能が無く、儒理は死に際して第四代国王に脱解を指名したのだと言う。

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