●曹国鼠(そうこくきゅう)
出自:道教、「東遊記(とうゆうき)
別名:─
同一:─
前神:─
字義:「国鼠」=皇后の兄弟を指す言葉
容姿:─
家族:兄に曹太后(そうたいこう)、弟

八仙の一人。
小説「東遊記」によると、一番最初に八仙に加わった人とされている。
若い頃、権勢をかさにきて人殺しまで犯してしまい、その罪を恥じて山中に隠棲し、修行を積んで仙人になった。
一説によると、どうしようもない人間だったのは曹国鼠の弟で、その弟を恥じて隠棲したと言う。
まだ修行中だった頃、鍾離権(しょうりけん)と呂洞賓(りょどうひん)がやって来て、曹国鼠と問答をした。
お前は何を修養しているのか、と言う問いに曹国鼠は道です、と答えた。
道はどこにあると問われ、曹国鼠は天を指差した。
では天はどこにある、と言う問いに曹国鼠は自分の胸を指さした。
すると二人の仙人は喜び、曹国鼠を神仙の仲間に加えたと言う。

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