●竈神(そうしん)
出自:道教
別名:─
同一:─
前神:黄帝(こうてい)、祝融(しゅくゆう)
字義:─
容姿:─

台所の竈の神。
家族の善悪の振る舞いを天の神に報告し、その結果として一家に吉凶禍福をもたらす。
「酉陽雑俎(ゆうようざっそ)」によると、竈神は張専郭(ちょうぜんかく)と言う美女。
この神に悪事を報告された者は、大罪の場合は紀(300日)、小罪の場合は算(3日)寿命が縮むと言う。
現在では竈神は男女二神と考えられており、男神は「竈君(そうくん)」、又は「竈王爺(そうおうや)」、女神は「竈(そうないない)」と呼ばれる。
それぞれに善缶、悪缶と言う物を持っており、一家の者の行動の記録をその中に収め、後で玉皇上帝(ぎょくこうじょうてい)に報告すると言う。
竈神が天に報告しに行くのは10世紀頃までは毎月の晦日、それ以降は旧暦12月23日か24日だとされた。

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