●スザンナ●
出自：ユダヤ教、キリスト教
別名：─
同一：─
前神：─
字義：─
容姿：美しい女性
家族：夫にヨアキム
●
旧約聖書続編、「ダニエル書補遺スザンナ」に登場する貞淑な妻。
紀元前６世紀頃にバビロンに住んでいた。

不倫をしたと嘘の訴えをされたが、ダニエルの活躍で救われた。
スザンナを訴えたのは、ユダヤ人社会で長老の地位にあった二人の裁判官だった。
彼等は美しいスザンナに欲情を抱き、手に入れようとし拒否された為に嘘の告訴をした。
裁判は彼女の夫ヨアキムの家に大勢の人々を招いて行われた。
人々は権威ある長老達の証言を鵜呑みにし、スザンナに死刑の判決を下した。
スザンナは涙を流して神に訴えた。
すると神がそれを聞き入れダニエルの霊をスザンナの元へ向かわせた。
ダニエルは再度の裁判を要求した。
長老を個別に尋問し、スザンナと男が一緒にいたのはなんという木の下か問うた。
一人の長老は乳香樹と答え、もう一人は柏の木だと答えた。
これによりスザンナの疑いは晴れ、長老二人は処刑された。

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