●デーモン●
出自:キリスト教
別名:─
同一:デヴィル
前神:ダイモーン(神)
字義:─

忘れられたり、存在が歪められた異教の神や地霊が転倒した存在。
多くが獣や人間、あるいはそれらを合成した異形の姿を取って現れる。
炎と硫黄の唾を吐き、幻を見せて人を騙す。
しばしば人に魔術を教え、人や獣に取り憑いて狂わせる。
また使い魔になる様な動物や魔女、一部のグリモアでは堕天使の事もデーモンと呼ぶ。
デヴィルと同一視される事もあるが、一般的にはデヴィルは上位の悪魔とされる。
数多くのデーモンがデヴィルに率いられていると言われる。
人間にとりついては様々な病(特に精神的病苦)を引き起こす。
ダイモーン(ダイモニオン)は元々「神の性質を帯びた者」と言う意で邪悪な物ではない。
神と同じ意味かあるいは神より一等劣る霊的な存在を表していた。
しかしクセノクラテスが神々の破壊的な側面としてダイモーンと言う言葉を用いた。
後に完璧な存在である神が破壊(悪)を行うと言う問題を解決する為に
神よりも一等劣る為に悪をなす不完全な霊ダイモーンと言う存在を作り出した。
この言葉と概念がキリスト教に受け継がれ、主に背く悪魔や魔神を表す言葉の原型となったと考えられる。

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