●デイアネイラ●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:絶世の美女
家族:父にオイネウス、母にアルタイア、夫にヘラクレス、子にヒュロス、マカリア

カリュドンの王女。ヘラクレスの第二の妻。
ヘラクレスがデイアネイラに求婚した時、アケロオスは既に彼女に求婚していた。
アケロオスは雄牛の姿に変身してヘラクレスと戦った。
アケロオスは角を一本折られて敗北し、ヘラクレスはデイアネイラと結婚した。

ネッソスと言う名の執念深いケンタウロスに川を渡してもらう際にデイアネイラは犯されそうになった。
ヘラクレスは半マイルも下流にいたのだが、狙いをたがわずネッソスを射抜いた。
その矢はヘラクレスがヒュドラを退治した時その血に浸された矢で、その矢じりに毒を持っていた。
ネッソスは死ぬ前にデイアネイラに侮辱を加えた事を悔いると告げ、その詫びの印にと自分の血の入った瓶を渡した。
ヘラクレスのデイアネイラに対する愛が冷めかけた様な時、それが役に立つだろうと言った。
そんな時この血にヘラクレスの衣の一つを浸しさえすればそれを着たヘラクレスは彼女に対する愛情を取り戻すだろうと言う事だった。
デイアネイラはその血を入れた容器を受け取り、ネッソスは死んだ。
その後しばらくしてデイアネイラはヘラクレスが興味を示したイオレという少女に嫉妬した。
デイアネイラはヘラクレスの下着をネッソスの血に浸した。
ヘラクレスがその下着を身に着けた時、たちまち恐ろしい苦痛を覚えた。
その衣を破り捨て様とすると肉が一緒に剥げ落ち、ヘラクレスは苦しみの内に死んだ。

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