●デイヴ●
出自:リトアニア
別名:デーウ
同一:ハグ
前神:女神
字義:─
容姿:青い目、長い金髪、豊かな胸をした美女

民間伝承に伝わる妖精。
元は女神であったが、キリスト教が広まって神の地位を奪われた。
家事に長けている。
人間の男に捕らえられ妻にされると、良妻賢母になる。
だが、タブーを犯されたら元の姿に戻る。
特に女性と女性の仕事を大事にする。
日が暮れたら洗濯をしない、木曜日に糸紡ぎはしない、等。
これに従わない男性は罰を受ける。
不誠実さや我欲も嫌う。
後世の伝承ではハグと結び付けられる様になった。
民話によると、畑で長時間働いてくたびれた母親が赤ん坊を忘れて帰った。
朝になってすやすや眠っている赤ん坊が見つかったが、周りにはデイヴからの贈り物が積んであった。
母親は喜んで赤ん坊を抱いて帰り、村人にこの話をした。
それを聞いた金持ちの女が、我が子を畑に一晩置き去りにして翌朝迎えに行った。
赤ん坊はデイヴに首を絞めて殺されていた。

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