●デメテル●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:ケレス
前神:─
字義:デ=大地、メテル=母「大地の母」「母なる大地」
容姿:緑色の衣装を身に纏う女神
家族:父にクロノス、母にレア、きょうだいにヘスティア、ヘラハデスポセイドンゼウス
ゼウスとの間の子にペルセポネーポセイドンとの間の子にアレイオン、デスピナ

自ら黄金に輝く種を蒔き、鍬を持ち、畑に祝福を与える。
大地に豊かな恵みと実りが訪れるのを楽しみにしていたと言う心優しい穀物、農業、豊穣の女神。
冥界の女神としての性格も持っていたが、後にペルセポネーに譲られた。
デメテルが幸せだと豊作になり、飢饉等で不作になればデメテルの怒りとして人々は恐れたと言う。
デメテルが仕事を怠ると、人間が困る事はもちろん、供え物が少なくなってしまうので神々の中でも特別な存在。

愛娘ペルセポネーハデスに浚われた際にはデメテルは嘆き悲しみ、娘が帰ってくるまで植物の発育を禁じた。
その為大地が枯れ果ててしまいそうになった。
デメテルはペルセポネーを探して各地を探し求めてさまよい歩き、それを見かねたヘリオスが彼女に真相を教えた。
身内のハデスの行いだったばかりか、ゼウスがこれに協力していた事がわかり、デメテルは激しく怒った。
それ以降、オリュンポスの集会には顔を出さなくなり、貧しい老婆に変化して下界を渡り歩いた。
困ったゼウスハデスとデメテルの間に入り調停する事になった。
結果、ペルセポネーは一年の内4ヶ月冥界で過ごす事になり、冬の間は食物は実らなくなった。
また、春になると意地悪く膨れ上がって津波を起こしデメテルの畑を水浸しにするポセイドンとも仲が悪かった。
ポセイドンンとは最後に互いに仲直りし、陸が海に接する所で子供を設けた。

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