●デルポイ●
出自:ギリシア、ギリシア神話
別名:デルフォイ
同一:─
前神:─
字義:ギリシア語

パルナッソス山のふもとにある一群の洞窟。
古代ギリシアのポリスの一つ。
現在は遺跡となっており、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。
古代ギリシア人はここが地球の中心であると考えていた。

ギリシア神話によると、地球の中心。
アポロンの神殿があり、この神殿の巫女達は予言の才で知られていた。
アポロンはレトの敵であるピュトンを洞窟の一つに追い込み、金の矢で射止めた。
アポロンの巫女達はこの戦いを記念してピュトンの娘達とも呼ばれた。
巫女達は湯気が吹き上げる洞窟の床の割れ目を跨いで置かれた三脚に座る。
そして月桂樹を噛み、立ち昇る湯気の中で恍惚の境に入った。
これを巫女達の予言の眠りと言い、その中で彼女等は謎を口にした。
その謎が解ければそこには未来に関する秘密が隠されていると考えられた。
伺いを立てた者が十分信心深く、何がしかの金子を払った場合のみ受けられた。

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