●ディジュリドゥ●
出自:オーストラリア(アボリジニ
別名:─
同一:─
前神:─
字義:音色が「ディジュリドゥ〜、ディジュリドゥ〜」と聞こえた事から
容姿:長さ1〜1.5m

アボリジニが今から1000年以上も前 (2〜3万年前という説も)から使い始めたと言われる楽器。
世界最古の管楽器。
シロアリによって中空になった木を利用して製作される。
美しく装飾された物も多い。
唇の振動を管内で反響させ、独特の低音を発生させる。
この低音には霊的効果があると考えられており、呪医が治療に利用する事もある。

伝統的には儀式や祭事の時に、ソングマンの唄の伴奏の楽器として使われる。
ソングマンが叩くクラップスティックのリズムに合わせて演奏する。
古くからディジュリドゥが使われるのは、オーストラリア北部のアーネムランドなどの地域。
その他の地域のアボリジニが使う様になったのは近年になってから。
またアーネムランドのアボリジニ社会ではディジュリドゥは男性が生み出した楽器とされる。
最近では女性のアボリジニがペイントしたり制作したりする事もあるが、原則として女性が演奏する事がないのが一般的。

アボリジニの言葉では地域によって様々な呼び方がある。
北東アーネムランドでは「イダキ」
西・中央アーネムランドでは「マゴ」
その他にもイラガ、ランビルビル、カンビ等地域、言語によって様々な名前がある。
またアーネムランドではディジュリドゥ全般を指して「バンブー」と呼ぶこともある。

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