●ディオメデス●
出自:ギリシア神話
別名:─
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:─
家族:父にテュデウス、母にディピュレ、妻にアイギアレイア

ティリンスの領主。アイトリアの王。
トロイア戦争にギリシア勢として参加した。
アイアス、オデュッセウス、アキレウスと並んでトロイア攻略軍中4人の最強の勇士に数えられる。
しばしばオデュッセウスと組み、共に行動した。
変装してギリシア方相手の戦いに加わったアレスと一騎打ちを演じた。
ディオメデスは槍の一突きでアレスに傷を負わせ、戦場から追い出した。
またアイネアスを傷付け、トラキア王レソスを殺して魔法の様な速さで疾駆するトラキアの馬を盗んだ。
更にトロイの木馬の腹に隠れ、夜になって襲って出ると、トロイア人達の最後の大虐殺の火口を切った勇士の一人でもある。
戦いの合間にディオメデスはクリュセイスの愛を得、彼女はトロイア防備の貴重な秘密を彼に漏らした。
アテナの寵愛を獲得し、女神の加護を受けて活躍、一度はその戦車の御者役さえ勤めたほどであった。
だがディオメデスはアフロディテの怒りをかう。
ディオメデスはアフロディテの息子アイネアスを傷付けた際にアフロディテ自身の腕にも掠り傷を負わせた。
アフロディテは罰として彼の妻アイギアレイアに不義を教えた。
ディオメデスはアイトリアの地を離れ、流浪の旅に出た。

別の話によると、ディオメデスは軍隊を集め、イタリアに旅立ったアイアネスの攻略を企てた。
だがアフロディテが彼を出し抜いて、戦士達を鳥に変えてしまった。
後にディオメデスは自分の作った堅固な町をアフロディテの名にちなんで名付け、女神の怒りを鎮めたと言う。
死後、ディオメデスはアテナの手で不死の地位を与えられた。

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