●テンペスト●
出自: 
別名:日本語「嵐」
同一:─
前神:─
字義:─
著者:シェイクスピア

戯曲。

弟の姦計により地位を奪われ、娘ミランダと共に孤島に流されたミラノ大公プロスペロー。
歳月を経て秘術を身に付けた彼は、ある日魔法の力で嵐を起こす。
彼を陥れた弟とナポリ王、王子ファディナンドを乗せた船は難破し、孤島へ。
そこでミランダとナポリ王子は恋に落ち、プロスペローは王子のミランダへの愛情を試す為にわざと色々な試練を与えた。

一方、別の場所に流れ着いたナポリ国王は王子の姿が見えないので死んだと思い、嘆き悲しんでいた。
この機会に、国王の弟が兄から王位を奪おうと、プロスペローの弟と手を組んで寝ている所を襲おうとする。
それを見ていたエアリアルが魔力で一緒に寝ていた従者を起こしたので、殺害は未遂に。
王子を探して疲れ果てた国王一行が眠ろうとした時、突然不思議な音楽が聞こえてきた。
精霊達が宴席を用意し、ご馳走を食べる様に勧めて消える。
一同が食卓につこうとした時、エアリアルが現れ、ナポリ王とその弟、プロスペローの弟に魔法をかけた。
彼等に自分達の罪の重さを思い知らせ、三人は己の罪の重さを知り、発狂してしまう。

王子ファディナンドはプロスペローの厳しい試練に耐え、ミランダとの結婚を許される。
祝宴が開かれる中、発狂した三人と共に行動している従者は途方にくれていた。
エアリアルがその有様をプロスペローに伝えると、哀れに思った彼は魔法を解いた。
正気を取り戻した三人は目の前にいるプロスペローに驚き、過去の非を反省して侘びた。
プロスペローの弟は兄に王位を返還した。

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