●ティターニア●
出自:イギリス、「真夏の夜の夢」
別名:タイテイニア
同一:─
前神:ダイアナ
字義:─
容姿:繊細で美しい、月光に満ちた女神
家族:夫にオベロン

妖精の女王。月光の夜の女神。
その名は古くは古代ローマの詩人オウィディウスの作品に登場した。
ダイアナの別名タイタニア→ティターン→ティターニア、と変化したとされる。
元々はギリシア神話の女神をさす言葉であったが、後に妖精一個人を指した。
威厳に満ち、見事な法衣を着た廷臣たちにかしずかれている。
彼女と侍女達(花の妖精)はフェアリーと呼ばれ、フェアリーランドに棲む。
ティターニアはとても活動的で、侍女達と一緒に月明かりの中魔法をつむぎ出す。
オベロンにははからずも魔法をかけられたり騙されたりする。

スコットランドの民間伝承によると、ティターニアは13世紀にスカイ島のダンヴェガン城に住むマクラウド氏族の長に妖精の旗を与えた。
この旗は極度の危険が迫った時に作り出され、彼女の魔法が危機的状況を打開してくれる。
ただし三回この旗を使った後、旗はティターニアに戻される事になっていた。
しかし3度目の難局が訪れたが、旗はティターニアに回収されないまま残っている。
シェイクスピア「真夏の夜の夢」によると、彼女は浚ってきた一人の少年をめぐって、夫オベロンと一騒動を起こす。
結果として、オベロンはティターニアの機嫌を直す為に色々な事をした。

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