●ドライアド●
出自:ギリシア神話
別名:ドリアード、ドリュアス
同一:─
前神:─
字義:─
容姿:緑色の髪に樫の葉で出来た冠を被る、人間より少し小柄で美しい女性

樹木(特に樫の木)のニンフの総称。樹の中にある不思議な空間に棲んでいる。
自分達の樹を傷つけられると死んでしまう。
また自分達の樹からあまり離れると生きていけない。
樫の木は彼女達が生まれると同時に育ち始め、彼女等が死んでしまうと枯れる。
ドライアドの中でもハマドライアドは特に樹木との関係が密接で、樹と一体化している。

樹木を傷つける人間には容赦が無い。
女神の聖なる森を切り倒した男は呪いを受け、飢餓に苦しみ、食料を買う為に娘を売った。
最後には余りの空腹の為に自らの身体を食って消えたと言う。
人間の男と恋人同士になったという話も残っている。
ライコスという男が樫の木が倒れそうになった所を支えた。
するとその樹に宿っていたドライアドが現れ、礼をしたいという。
ライコスは彼女自身を望み、二人は恋人同士になった。
しかし彼女の使者であり、大切にする様に言われていた蜜蜂をうっかり払い除けた。
ドライアドは怒り、彼の目を蜜蜂に刺させて失明させ、彼の元を去ってしまった。
ライコスが熟睡してデートをすっぽかした為にドライアドを怒らせたという説もある。

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